北鸢
葛亮
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出版社:人民文学出版社 |
出版年:2016年10月 |
コード:422347 492p 21cm ISBN/ISSN 9787020118076 |
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本書は、中国の著名な当代作家葛亮の新作長篇小説。主人公のモデルは著者の祖父。書名の「北鳶」は曹雪芹の《南鷂北鳶考工志》に由来する。民国時期の大家族の日常を綴った物語で、当時の社会の森羅万象を緻密に描いた力作である。
作品に描かれるのは民国期から20世紀半ばまで、中国社会が大きく変化した時期である。ストーリーは名門の商家に生まれた盧文笙の成長から書き起こされ、波乱に富んだ激動の時代を、二つの家族の運命の浮き沈みに託して描き出している。 人生はまるで一本の糸につながれた凧のようで、運命はあちこち漂い落ち着くところがなく、人々は自身のバックボーンを頼みの綱としてかろうじて生きていく。政治屋、軍閥、寓公(元官僚や富裕層で国外にいる人)、文人、商人、役者…作品中には、民国期を象徴する典型的な人物が100人以上も登場し、そして舞台から消え去っていく。群像が交錯し合い、人々の熱気が充満していた時代、主人公の青年文笙は様々な経験を繰り返し、一歩また一歩と前へ進んでいくが……。
目次: 序:此情可待成追憶(陳思和) 自序:時間煮海 楔子 第一章 孩子 /抓周 /天津 /立秋 /寓公 /家変 第二章 新年 / 僑民 /祖先 /先生 /青衣 /風筝 第三章 少年 /本命 /熙靖 /医院 /雅各 /故人 第四章 秘密 /姐姐 /清明 第五章 遠行 /耀先 /克兪 /万象 /思閲 第六章 慧容 /重逢 /和田 /蛮蛮 第七章 楊楼 /帰来 /流年 第八章 盛世 /流火 /蘇舎 /江河 尾声
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■編著者紹介
葛亮: 1978年生まれ。本籍南京。香港大学中文系卒、博士号を取得。現在香港在住。香港浸会大学副教授。作品は長篇小説《朱雀》;小説集《七声》、《謎鴉》、《浣熊》、《戯年》、《相忘江湖的魚》;文化随筆《絵色》など。第一回香港書奨、香港芸術発展奨、台湾聯合文学小説奨首奨、台湾梁実秋文学奨などを受賞。
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