灯火 2015(日文)
施战军 编 〔日〕饭塚容 等译
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出版社:外文出版社 |
出版年:2015年11月 |
コード:413296 277p 27cm ISBN/ISSN 9787119096858 |
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【関連情報】 「人民文学」の日本語版、「灯火」創刊 年1~2回刊行 (朝日新聞 2016.3.15)
目次: 巻頭言 小説 曹文軒 スペアタイヤ 金仁順 パンソリ 東 君 洪素手(ホン・スーショウ)の古琴を聴く 郝誉翔 ガラス瓶 計文君 女将軍 劉玉棟 火葬 李 浩 おじいさんの「負債」 楊怡芬 忘潮(イイダコ) 葛 亮 英珠(インジュー) 付秀瑩 愛、溢れゆく 蔡 駿 美食の夜の物語 蒋一談 酒楼にて 戴 来 優柔不断 朱山坡 叫び 詩 大 解 泥人形と石 娜 夜 詩七篇 商 震 詩八篇 于 堅 蒼茫たる大海 楊森君 詩四篇 訳者紹介
【巻頭言 より】
創刊に当たって
『灯火』は最新の中国文学の成果を日本語に翻訳紹介する雑誌です。短篇小説と詩をそれぞれ厳選収録し、毎年一回発行していくことを目 指しています。 一九七○年代末から中国は改革開放のいわゆる「新時期」を迎え、文学創作も質量ともに拡大発展を続けてきました。今日までの数十年間、それらの作品は随時、日本語に翻訳されましたが、毎年中国で発表される厖大な文学創作の全貌を伝えるのは生易しいことではありません。多様な中国文学の最新作をいち早く紹介するためには、単行本だけでは不十分で、機動性のある専門の翻訳雑誌の刊行が期待されます。実際のところ、振り返れば一九八○年代以降、日本では複数のそうした雑誌が長期間にわたって発行され、現在も刊行が続いているものもあります。しかしながら、媒体の数においても刊行頻度においても、往年の盛況には及ばないと言わざるを得ません。単行本の出版を加えて見ても、中国の新しい作家の新しい作品の紹介は足りていないと思われます。 また、ここ数年の日中関係は政治的緊張の影響を受けて、良好とは言えない状態が続きました。こうした局面を打開するために、文学の力は有効であると考えます。『灯火』が紹介する諸作品によって、日中間の相互理解が少しでも深まれば、この上ない喜びです。 この雑誌は中国で最も権威のある文学雑誌『人民文学』の日本語版という位置づけを持っています。したがって収録作品の半数以上が、『人民文学」から採られたものです。『人民文学』の海外版は、すでに英語版を皮切りに、フランス語版、イタリア語版などが刊行されてきました。日本と中国の文学交流の歴史を考えれば、日本語版の刊行は必然の流 れでしょう。雑誌のタイトルは、英語版の「路灯」(Pathlight)からヒントを得て名付けました。日本と中国の文学交流の道を明るく照らす「ともしび」でありたいという願いを込めています。最終的な編集権は『人民文学』雑誌社にありますが、作品選択の段階から日本側の翻訳監修スタッフが関与してきました。日中双方の共同作業によって雑誌を作るのは、おそらくこれまで例がないことだと思います。訳者についても、これまで翻訳の仕事を多く手掛けてきた実力あるメンバーを揃えることができました。 とは言え、初めての試みゆえ、至らない点が多々あると思われます。まずは創刊号を世に問い、大方の叱正を請うしだいです。どうぞ、『灯火』に熱いご支持とご声援をお寄せください。
『灯火』翻訳監修 飯塚容 二○一五年九月
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