太玄校釋
/新編諸子集成續編
〔漢〕揚雄 撰 鄭萬耕 校釋
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出版社:中华书局 |
出版年:2023年04月 |
コード:394815 426p 21cm ISBN/ISSN 9787101103670 |
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『太玄』は前漢・揚雄が『周易』に擬して記したもので、占筮の書であると同時に、当時の自然科学に対する認識を基礎として、森羅万象を包括する世界観を確立した書でもある。今回、範望、司馬光、葉子奇ら前人の注釈をもとに校釈を行い、揚雄が用いた方言、異体字についても整理と解説を加えている。『太玄』に見いだされる天文学に関する知識について説明を補足するなど、極めて難解とされる『太玄』を、読み理解できる校釈本となっている。「新編諸子集成続編」シリーズの一点。
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■編著者紹介
揚雄(前53~18年)、字は子雲、蜀都・成都の人。中国前漢末期を代表する重要な思想家、文学家である。若い頃は賦の創作に親しんだが、その後は天文学を愛好するようになり、「難盖天八事」を記す。また各地域間の言語上の違いに着目した研究を行い、『方言』を記した。最も重要な著作とされるのが『太玄経』および『法言』であり、『法言』は『論語』に、『太玄経』は『周易』にそれぞれ擬して書かれた。『周易』は難解とされるが『太玄経』はさらに難解であり、『周易』の「象・辞」と当時の天文学の知識を融合し、さらに異体字を好んで用いていることなどが理由とされる。
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