安雅堂全集
/中國古典文學叢書
〔清〕宋琬 著 馬祖熙 標校
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出版社:上海古籍出版社 |
出版年:2007年08月 |
コード:197283 916p 21cm ISBN/ISSN 9787532546428 |
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清代初期の詩人は江左三大家の後を引き継いだ“南施北宋”の二大詩人がよく知られるが、その内“北宋”がすなわち山東莱陽出身の宋[王宛]である。順治4年に進士となり戸部主事・吏部郎中や各地地方間を歴任した。在官中、二度讒言にあって入獄するなど困難な人生を歩んだが、役人としては民衆に対する同情心が厚く、良政を布くなど政治的功績のあった人物である。詩作においては施閏章と並び称され、銭謙益や呉偉業らの好評を得ており、「天才雋秀,逸思雕華,風力既遒,丹彩弥潤」と讃えられた。また文章は司馬遷や韓愈を師として、規律に則った簡潔な文章を得意とし、詞においては雄壮で新鮮さと伝統的な優雅さを併せ持つ作風が特徴とされる。宋[王宛]集は完本がないが、本書は乾隆丙戌(1766)本を底本とし、初刻本や己卯本、丙寅本それぞれを校正の参考とし、詩(1-7巻)、文(8-15巻)、詞(16-17巻)、雑劇(18巻)に分類して収録するなど、ほぼ完全に近い形にまとめられている。
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