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| 2007年12月 |
作家長者番付 |
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~トップは「80后」作家 |
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■環境配慮を打ち出した新聞購読キャンペーン
2007年もあとわずか。11月から始まる来年の新聞の約キャンペーンも最後の追い込みに入っている。1年の年間申し込みをすれば景品がついてくるのは当たり前となっているが、『新聞晨報』では今年、環境への配慮をアピールしたキャンペーンを展開した。年間購読申し込みをした読者で、古新聞10部を出せば景品プレゼントというものだった。仮に30万の読者が10部提供すれば750トンの古紙を回収することができ、60万キロの再生紙を作ることができるのだという。廃品回収が日常的に行われていて、新聞は500グラム5角で回収してくれる。リサイクルは対価として還ってくるものという感覚が上海では浸透しているだけに、読者からも好評だったようだ。
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| ■ネット出身、メディアミックス作家が台頭 |
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閑話休題。
ちょっと旧聞に属するが、今年の作家長者番付について。昨年の印税トップだった余秋雨にかわって、郭敬明が1位となった。80年代生まれの作家が首位になるのは初めてだ。昨年3位だった同じく80年代を代表する韓寒もランクを落としたものの、13位に。70年代の旗手、 安妮宝貝も15位にランクインした。
郭敬明がトップに君臨することになった背景には『悲傷逆流成河』がベストセラーとなったこともさることながら、自らが編集責任者を務める月刊『最小説』のヒットがある。同誌は80、90年代生まれの若手作家の作品を掲載し、すでに13冊を発行。発行部数は毎回数十万部を誇る。
2、3位に入ったのは、中央電視台の人気教養番組「百家講壇」の書籍化で一躍著名作家の仲間入りをした于丹と易中天。 「百家講壇」出身としては閻崇年と劉心武も25位以内に入った。ネット作家出身の当年明月や天下覇唱も今年初めてランクイン。 テレビ発、ネット発といった作家の台頭は今後ますます強くなるだろう。
5位には、青春小説の饒雪漫。小中学生から絶大な人気を誇る学園小説の担い手、楊紅桜も7位に入っている。大御所の童話作家の鄭淵潔の4位、児童文学の曹文軒が8位であることをあわせて考えると、青少年向け出版物の出版業界での牽引力が増していることが分かる。
2007年作家長者番付のキーワードは、若手、メディアミックス、娯楽化と言えそうだ。
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| 2007年作家印税ランキング(単位は元) |
| 1 |
郭敬明 |
1100万 |
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| 2 |
于丹 |
1060万 |
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| 3 |
易中天 |
680万 |
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| 4 |
鄭淵潔 |
570万 |
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| 5 |
饒雪漫 |
520万 |
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| 6 |
王朔 |
500万 |
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| 7 |
楊紅桜 |
480万 |
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| 8 |
曹文軒 |
450万 |
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| 9 |
王躍文 |
435万 |
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| 10 |
余秋雨 |
430万 |
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| 11 |
蔡駿 |
405万 |
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| 12 |
都梁 |
400万 |
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| 13 |
韓寒 |
380万 |
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| 14 |
畢淑敏 |
365万 |
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| 15 |
安妮宝貝 |
350万 |
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| 16 |
王海鴒 |
320万 |
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| 17 |
海岩 |
315万 |
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| 18 |
閻崇年 |
300万 |
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| 19 |
天下覇唱 |
280万 |
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| 20 |
陸天明 |
250万 |
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| 21 |
石鍾山 |
230万 |
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| 22 |
当年明月 |
225万 |
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| 23 |
劉心武 |
200万 |
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| 24 |
楊志軍 |
180万 |
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| 25 |
賈平凹 |
150万 |
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須藤みか/上海在住フリーランスライター
日刊ゲンダイでの連載をまとめた
『上海発!新・中国的流儀70』
(講談社+α文庫)発売中!
ウェブでは、以下に連載中。
http://blog.5012.jp/nikkeiwoman/essay3/
http://blog.excite.co.jp/g-shanghai/
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『上海電視』12月17日号(上海書城、季風書園など調べ) |
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1位 『色,戒』
張愛玲著 十月文芸出版社 2007年10月初版 11月5版
現在公開中の李安監督「色,戒(ラスト、コーション)の原作。
2位 『一個人的好天気』
[日]青山七恵著 竺家栄訳 上海訳文出版社 2007年9月初版 11月2版
母の知人の71歳の老女宅に居候することになったフリーターの20歳女性の物語。第136回芥川賞受賞作。
3位 『走到人生邊上――自問自答』
楊絳著 商務院書館 2007年8月初版 9月4版
著者は今年96歳。2005年から病床で筆をとり始めた随筆集がこれで、生命の根本的命題を思考し追究していく。
4位 『哈利・波特与死亡聖器』
[英]J.K.ローリング著 人民文学出版社
1997年に『ハリー・ポッターと賢者の石』がイギリスで発売された人気シリーズの最終巻。日本版よりも大幅に早く翻訳出版。
5位 『天機 第二季羅刹之国』
蔡駿著 陝西師範大学出版社 2007年12月初版
中国ホラーミステリー小説の旗手の最新作。長編大作の第二部となる。タイ北方へ旅行に出た中国人ツアーが大雨の中で方向を見失い、深いトンルに迷い込み無人の都市を発見するところから物語は始まる。
6位 『素年錦時』
安宝貝著 作家出版社 2007年9月初版
70年代生まれの人気女性作家の最新作。エッセイと童話的な小説を収録。
7位 『致女児書』
王朔著 人民文学出版社 2007年9月初版
自分の娘にあてたという形式をとり、家族、友人、道徳観など自身の心情に向き合い吐露した作品。
8位 『帝国的終結:中国古代政治制度批判』
易中天著 復旦大学出版社 2007年11月初版
親本は、2003年末に脱稿、2005年夏に香港三聯書店から出版された海外版。大陸で刊行するにあたり、全面的に改稿。
9位 『我叫劉躍進』
劉震雲著 長江文藝出版社
人民解放軍の兵役を経て進学し、作家となった著者の最新作。農村からの出稼ぎ労働者の暮らしを描く。著者本人が脚本執筆し映画化される。
10位 『愛的流放地』
[日]渡辺淳一著 李迎躍訳 文化芸術出版社 2007年8月初版 8月2版
大胆な性愛描写が話題となった作品。上海での渡辺淳一人気は健在。
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