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●編著者のことば
そもそも現在の中国西部は、歴代の中華王朝にとっては辺境の地であった。異質な人々が住まう地、あるいは異質な人々との接点となる地であったということであろう。確かに中華王朝にとってはそうであったかもしれない。だからこそ、数々の戦乱を経験してきている地ではある。そこに暮らす人々にとって、心穏やかな日ばかりではなかったであろう。しかし考えてみれば、それはその地に暮らす人々のせいではなかろう。彼らはさまざまな政策や外交関係の軋轢の中で、いわば翻弄されてきたのだと言い換えられるかもしれない。最近五〇年の歴史の中でも、さまざまな政策の転換や国際関係の軋轢の中にさらされてきた。しかしその中で、なんとか、あるいは頑強に生き延びてきた人たちが暮らしている。その人たちの生き様を何とか考えたい、というのが本書の意図である。(編者「まえがき」より)
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