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20世紀初頭の敦煌莫高窟発見以降、中国語・チベット語・サンスクリット語・于闐語・ウイグル語・トカラ語で記された5万件以上の文明の至宝というべき文献が世界各地へ流失した。そうした文献には大量の仏典写本および経史子集典籍の写本に加え、貴重な公的、私的文書と寺院文書が含まれており、失われて久しい古文献をよみがえらせ、中世における中国、中央アジア関連の歴史学・地理学・言語学・民族学・宗教学・文学・芸術についての研究を推し進める意義がある。
本『敦煌遺珍』データベースはデータ化技術を敦煌学に活用、中国およびイギリス・フランス・ロシア等が所蔵する敦煌漢文文献3000件を「仏書編」「遺書編」「文書編」の三章に分け、「仏書編」では仏教経典1000件、「遺書編」は四部経籍写本500件、「文書編」は公的、私的文書1500件をそれぞれ収録する。オリジナルのマイクロフィルムをスキャンし、専門家の校訂解釈を加え先進のUnicode技術で全文献を電子データ化している。
さらに検索システムと機能画面を充実させ、高速検索を実現、また画像とテキストを対照して閲覧したり、キーを押すと編集用にダウンロードが可能であるなど、敦煌文献研究に新生面を拓く内容となっている。
収録内容:「仏書編」-経、律、論、疏釈、陀羅尼、発願文、啓請文、懺悔文、祭文、僧伝、経目等写本。「遺書編」-経史子集四部典籍及び道経、変文写本。「文書編」-律、令、符、牒、帖、榜文、判辞、過所、公験、度牒、告身、籍帳等官文書。契券、社司転帖、帳履、書牘、分産文書等私文書。僧官告身、度牒、戒牒、僧尼籍、転経歴、追福疏、諸色入破歴、器物名籍等寺院文書。
基本機能:検索-分類検索(仏書・遺書・文書)、全文検索(字・詞・字符)、項目検索(作者・時代・ナンバー・テーマ)、高級検索(二次、邏輯、関連)。表示画面-左にオリジナル画像、右にテキストを表示。画像閲覧-拡大(10倍)、反転、高精細、連続。テキスト編集-標注(句読点、注釈追加)、ブックマーク機能、プリントアウト、ダウンロード。付属辞書等-常用字典(一般難字、敦煌俗字)、研究ヒント(論著目録)。
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